満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:ちくわ

分類:和食(おでん)
所在地:金沢市片町2−10−42 RENNビル1階(片町の裏通り,木倉町広場から北へ20mくらい)
−−−お箸の仕切り線−−− 探検時期:2018年12月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:4人でいろいろとその場で注文して,食べて呑む
今回の所要経費:4人で17744円
探検隊の報告:
 しゃれた店だったねえ。
 半年ぶりの,いつもの面々との宴会である。会場はここ片町の裏あたりにあるおでん屋「ちくわ」。開店してまだ新しいが,手作りのちくわをはじめとして,手作りの練り物類がウリの店らしい。予約しないと入れない状況で,今夜も表の扉には「今夜は予約客で一杯」といった張り紙がしてある。
 客層は,カウンター席はどちらかというと若者が多く,おでん屋と言うよりもバーのカウンターといった風情である。テーブル席は年配もちらほらいるし,どこかからの旅人らしき人たちもいる。全般的にはこのしゃれた店の感じで,客層は若めだが,我々4人の合計年齢はすでに250歳を超えたので,この店のお客の平均年齢を引き上げているってことか。 レンコン天ぷら
 さて,自分は宴会開始時刻に2分ほど遅れて着く。何しろ道に迷ったのである。すでにテーブルの上にはレンコンの天ぷらが来ている。出てきたときは知らないので,よくわからないが,こいつが「突き出し」ってことか。
 いや,よくよく見ると本日のおすすめに「加賀蓮根の天ぷら」とあるので,3人がまずは注文したってことかな。一皿518円のようだ。
おでん盛り合わせ  そして飲み物はハートランドの中ジョッキ。ハートランドビールが置いてある店も珍しいので,この純粋麦芽とホップのみのこのビールにしたのだった。中ジョッキで626円也。
 間もなくおでんの盛り合わせがやって来る。今夜はコース料理ではなく,適当にその場での注文なので,こいつは4人前のおでん。大根,ちくわ,ばい貝,つみれに鶏だんご,こんにゃくなどが適当に入っていただろうか。薄めの金沢らしい味付けである。 彩り野菜のピクルス
 以下適当にみんなで注文したものを紹介しよう。
 彩り野菜のピクルス,410円也。こんなのがお品書きにあるところがこの店のしゃれたところ。
ロール白菜・糸こんにゃく  追加のおでんの「ロール白菜」と「糸こんにゃく」。「ロールキャベツ」ではなく白菜であるところがいかにも冬のおでん。いやこの店の創作おでんらしい。「ロール白菜」は378円,「糸こんにゃく」は194円也。
 隊員の一人は病み上がり。「胃けいれん」だったそうで,七転八倒の苦しみだったと経験を話す。4人ともいい年なので,あれやこれやと病にもなる。それでもこの年末元気に海外旅行をするらしい。
「胃けーれんだったら,海外に行けーれん。」
 などとおやじギャグを言っている場合ではないが……
純米 竹葉  のどが渇き,ハートランドはあっという間に飲み干す。そこで,ハートランドの次は日本酒を選択する。
 こちらはお店の女の子おすすめの数馬酒造の「純米 竹葉」。1合じゃ少なそうなので,「大」にしようかと思ったら,その上に「1合」というのがある。
 聞くと「小」は「60mL」,「大」は「120mL」,そして「180mL」の「1合」という量らしい。よくある居酒屋の「1合」が「小」,「2合」が「大」ではなく,「小」,「中」,「1合」であった。お値段は1合で948円だから,居酒屋価格に比べると,かなりお高めの価格設定である。
純米 竹葉  ちなみに,満腹探検隊の居酒屋日本酒標準価格は1合500円である。
 これはどういう計算かというと,この「竹葉」,酒屋で買えば,だいたい一升瓶で税込み2700円といったお酒。すると,1合は270円。なので,居酒屋だと倍値くらいで500円程度が相場ってこと。
 自宅で購入する場合,1合500円,一升瓶で5000円だと,結構いい値段の酒であり,大吟醸なども買える。通常自分は酒屋で3000円以上の一升瓶は買わないし,3000円以下でも充分に美味しい日本酒が手に入る。そういう基準からすると,居酒屋では1合500円程度,上限でも600円程度が庶民価格であると思うのだった。
牛すじ煮  そうそう,ここでは注文した日本酒の一升瓶をテーブルまで後で持ってきてくれる。なので,あとでその一升瓶と共に撮影してみた。
 大好き「牛すじ煮」があったので注文。626円也。
 おでん出汁でさりげなく煮込まれた牛すじはやさしい味付け。

かに面  そしていよいよこの店の「金沢おでん」らしいお品書きの「かに面」1680円也,税込みで1814円也を注文する。もちろん最高値のおでん種である。
 ここの「かに面」は蟹の練り物って感じの作りである。香箱ガニの内子なども含めて,肉団子風な実が香箱ガニの甲羅に詰まっている。食べるとしっかりと蟹の風味,内子の味が伝わってくる。
かに面アップ  ほかのおでん屋では通常蟹のむき身が見えるような形の「かに面」が多いようだが,ここは「ちくわ」という練り物を得意とする店のようで,「かに面」も練り物風なのであった。
 隊員の一人が
「そんな『かに面』なんて,おでんでは邪道やー。」
 などと言っているが,こいつはタラバガニ(石川県では「加能ガニ」)の捕れる冬場しか食べられない,「金沢おでん」の逸品であると思う。
 ただし,1年に一つでいい。何しろ高すぎる。庶民にとっては庶民の「おでん屋」での年に一度の贅沢である。
スープかに面  左は「かに面」をひっくり返し,おでん出汁を吸ってる風の香箱ガニちゃん。
 見ると,隣のテーブルの二人連れのネクタイをしたビジネスマンが2人そろってどちらも「かに面」を注文して食べている。
「東京から金沢にでも出張に来たのかねえ?」
 などと,隊員の一人がつぶやく。
 今年の秋冬と東京では大々的に「北陸に蟹を食べに行こう」キャンペーンをやっていたそうで,上野駅の新幹線ホームのエスカレーターが地下4階から地上まで,「北陸に蟹を食べに行こう」といったポスターで埋まっていたとか。
「さっき『赤玉』の前を通ったけど,行列だったよ。」
という話。
「あんな地元民御用達のおでん屋まで行列かぁ?!」
「都会の人は行列は好きだからねえ。」
「店の前に『かに面は売り切れました』なんて張り紙が出ることもあるんだよ。都会から来て,お目当ては『かに面』で,それを期待してやって来るお客が店に入ってから『かに面』がなかったら怒るからねえ。」
 などと,「金沢おでん」の話で盛り上がる。
 ほんとにいつの間に「金沢おでん」と呼ばれるようになったのやら。つい最近のことである。これをお目当てにやって来る観光客もいるわけで,地域経済の活性化にはいいのだが,近江町市場といい,老舗のおでん屋といい,地域住民が普段使いだったところが利用しづらくなっている。
カキフライ  こちら先ほど「そんな『かに面』なんて,おでんでは邪道やー。」などと言っていた隊員が注文した「本日のおすすめ」の中の冬らしいお品書き「能登カキフライ名物タルタル添え」734円也。
「そんな『カキフライ』なんて,おでん屋では邪道やー。」
 と逆襲する。
 ここはこのように,単なる定番のお品書きのみならず,季節ものなど「本日のおすすめ」といったお品書きがあるところが居酒屋然たるところ。
 こちらはこの店「ちくわ」の手作りちくわの「そのまんま焼きたてちくわ」,626円也。
 やはりこれは注文しなくてはならないでしょうと注文。一口かじると柚子の香りがした。
 それに合わせて,次の日本酒は北海道は旭川の男山がつくっている「純米しぼりたて 男山 生原酒」。今回はまあ「大」でよいかと「大」を注文。648円也。
男山  するとこのようなグラスで出てくる。
 1合ならチロリとおちょこだが,「小」や「大」はグラスで出てくるらしい。しゃれてはいるものの,日本酒を飲んでいる気がしないので,グラスからわざわざ先ほどのおちょこに注いでいただく。だいたいが,酔っ払いだったら,今にも倒して,床に落として割りそうな,重心の高いグラスである。
おでん出汁とブルーチーズのやみつきリゾットコロッケ  隊員がこれ食べたいと言って注文した「おでん出汁とブルーチーズのやみつきリゾットコロッケ」,626円也。
 おでん出汁をいろいろなところに活用している。  そして,酒を飲まなかった隊員が締めにしようと注文したのが「茶飯」と「おでんラーメン」。「茶飯」,194円也。「おでんラーメン」,734円也。おでんラーメンはおでん出汁が基本のようだが,やはり中華味がしている。いかにも醤油ラーメンといった趣のスープであった。
おでんラーメン  ここはお客の回転をよくするために時間制限を2時間としているらしい。2時間ほど過ぎたあたりでお店の女の子が「ラストオーダーですが。」とやって来る。こちらはこの間いろいろと注文し,結構食べたので,もう注文はしない。いや,もう少しだけ呑もうとハートランドの小ジョッキを注文する。486円也。小ジョッキはちょっと物足りなかったが,楽しく2時間以上語らって,宴会自体には満足したので,よしとしよう。
 最後に4人で適当に割り勘である。
 次もまた元気に集まらなくっちゃね。
−−−ビールの仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:今回は特にありません。
お品書き
このときのおでんのお品書きいろいろ
ちくわ自家製&創作おでん種
「ちくわ」のちくわ,手作りのはんぺん,手作りごぼ天,手作り鶏団子,手作りつみれ,「ちくわ」の玉子→各302円,ロール白菜→378円,揚げ豚→518円
定番おでん
大根→270円,こんにゃく,糸こんにゃく,車麩,厚揚げ,お豆富→各194円,小さながんも→270円,ばい貝,たこ→各518円
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