満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:たつみ

分類:和食
所在地:京都府京都市中京区中之町571(四条河原町交差点北東側)

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探検時期:2020年1月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:瓶ビール+日本酒(冷酒)+どて焼き+鯖煮付け
今回の所要経費:580円+520円+480円+490円→2070円
探検隊の報告:
 ようやくここ「たつみ」へ来ることができた。
 三都(京都・神戸・大阪)への旅である。
 1日目のこの日は京都。
 朝に京都に着き,伏見の方へ行き,「伏見大手筋グルメぐり」でちょい呑みしたあと「亀屋マル八」へ行く。午後からは妙心寺の特別公開を見てきた。そのあと市内方向に戻る途中,かの噂に聞いた「立ち呑み 庶民」に立ち寄った。
 そうして,本日3軒目として立ち寄ったのがここ「たつみ」である。
 どうして「ようやく」なのかと言うと,去年の夏に京都に旅をして,そのときにこの隣の「焼肉 三吉」をたまたま見つけて入ったのだった。この「三吉」もいい店で,「ディープな京都」だったのだが,「三吉」を出たら隣がこの店だった。直感的にここも酒飲みの好きそうな店で,入ろうかと思ったが,店の前まで空席待ちの人がおり,諦めたのだった。
 それが今回,ようやく来ることができた。
 何しろ今回の京都への旅,初めから夜はここへ来るつもりだったから,まあ旅の目的が京都の社寺ではなく居酒屋ツアーみたいな旅である。
 さて,この日も空席待ちの人がいる。我々2人はその次である。普通なら行列にはつかないが,目的がこの「たつみ」だったので,しばらく待つこととする。
 待つこと5分もなかっただろうか,カウンター席もテーブル席も空いたのでどちらでもいいと言われ,テーブル席の方を選ぶと,奥の方の小上がりもあるところへと案内される。
 テーブルの下にコートや荷物を置き,まずは飲み物を注文するが,瓶ビールである。
赤星(サッポロラガー)  選択はいろいろあったが,やはり「サッポロラガー」があると聞けば,これでしょうと「赤星」を注文する。これが大瓶で580円だからうれしい居酒屋価格。
 さて,ビールのアテに何を注文するかだが,壁に居並ぶ多くの短冊。目移りする。
 しかもこの短冊年季が入っている。上の方にあるやつやら,黄色いやつやら,聞いてみなかったが,何かの区別があるのか。
 そんな多くの短冊の中から,見つけた好物「牛すじ土手焼き」。こいつが480円。
 それからもう一つの好物は鯖なのだが,先ほど伏見大手筋商店街の飲み屋では「しめ鯖」を食べてきたので,注文を聞きに来たおねえさんに
「鯖を……」
 と悩みながら,短冊を眺めながら言うと,
「塩焼き,煮付けとありますが。」
 と言われて,塩焼きはいつも福井の「浜焼き」を食べるので,「鯖の煮付け」の方を注文する。
煮込み  まずは入り口で待っていたよりも短い時間であっという間に「牛すじ土手焼き」が届く。よく名古屋に行く自分にとっては「土手煮」の方がしっくりくるが,「土手焼き」の方が元祖の呼び方か。
 一味をかけていただくが,実にビールが進むいい味である。
 そしてあっという間に次の「鯖の煮付け」がやって来る。550円也。
 甘辛く煮付けられた鯖が美味しい。
鯖煮付け  ちなみに,この「鯖の煮付け」の載ってきた皿がくるくる回るのである。通常お皿が回転するなんてないが,不思議に思って,食べ終えたあとで皿の裏をのぞいてみると,皿の真ん中が糸底よりもさらに下にへこんでいて,まるでコマの心棒のように,底のそこを中心に回るのであった。首を傾けて「ううん???」と見てみる。まるで「はてなの茶碗」である。
 壁の多くの短冊の上には
「当店ではアルコール類は3本迄,又,泥酔の方はお断りいたします。」
 なんて書いてある。
 かなりすすけた張り紙だから,昔はそんな客もいたのか。いや,きっと今でもいるだろう。
 このテーブル席のあるコーナーの一番奥ではお隣同士になったおじさん2人組と20代とおぼしき女の子3人組が意気投合して,笑いながらお酒を飲んでいるが,奥から大将が出てきて「もう少しお静かに願います。」なんて言っている。居酒屋なので,全くもって気にならなかったのだが,女の子の笑い声がよく通る声だったのか。
冷酒  さて,もうちょっと呑もうと思って短冊を見ると,お酒の銘柄がいくつか貼ってある。店員さんを呼んで,一体どれが美味しいのか,どのような特徴があるのかを聞くが,結局は京都に来たので,伏見の酒とする。それがこの「まつもと」
「『まつもと』と言っても長野の酒じゃないんですよね。よく『長野なの?』って聞かれたりするんですけど」
 と一升瓶を持ってきてくれた男の子が言う。
 すっきりした飲み口の日本酒だった。
冷酒(まつもと)  こちらはテーブル席だったが,横の小上がり席にいる家族連れは,小さな三姉妹の女の子達がいて,実に可愛らしい。
 連れ合いが話しかけて,
「このお皿が回るって不思議じゃない?」
 なんて言うと,真面目な顔をして見ている。
 こちらは先ほど「立ち呑み 庶民」で呑んできており,これだけいただいて,この店の雰囲気を味わって,これでいいかと立ち去ることとする。
 いやはや,京都って観光にしか来ることがなかったが,考えてみればそこに住む人々が日常を送る場でもある。そこに住む人々が昔から当たり前のように通う店があり,空間がある。そんな地元の雰囲気を味わった時間だった。
 たまたま去年の夏に見かけて,直感的に面白そうだと思った店だったが,確かに面白かった。
 こういう面白い店は長居するのではなく,ふらり立ち寄り,ちょこっと呑んで,そのいい雰囲気を味わって,さらりと立ち去るのがよいのだろう。

 不思議顔 三姉妹見る 鯖の皿

−−−ビールの仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
このとき(2020年1月)の壁のお品書きの一部:
壁のお品書き

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